トレール注文ってなに?
どうやって使うの?
トレール注文を使うコツは?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
トレール注文を使いこなせれば、利益を伸ばせるようになりますよ!
それではまず「トレール注文の仕組み」から見ていきましょう。
トレール注文とは
トレールとは英語で「Trail」と書き、日本語で「追いかける」「追跡する」という意味です。
トレール注文は、相場の動きに応じて一定の値幅で逆指値注文が自動的に追随していく注文方法です。
ただし一度追随したレートは元には戻りません。
1ドル=100円で買いエントリーして、トレール幅を1円に設定した場合、最初は100円-1円=99円で逆指値注文が出ます。
しかし、チャートが103円まで上昇すると、逆指値注文も103円-1円=102円まで上昇し、その後チャートが102円まで下落したところで、102円で決済されます。
相場の動きに合わせて注文レートが変動するのはトレール注文だけだ!
トレール注文はエントリー・決済注文のどちらの発注も可能で、今よりも有利なレートでエントリーしたり、トレンド相場で利益を伸ばせるのが特徴です。
トレール注文 どう使う?
利確決済として使いましょう!
チャートが利益方向に伸びている時に、チャートが指定したトリガーレートまで到達したらトレール注文を発注させる方法です。
トレール注文が発注された後、チャートが損失方向へ指定の幅以上動くと自動で決済が執行されます。
どのトレードスタイルで使うのがおすすめ?
デイトレードやスイングトレードに使うのがオススメです。
なぜなら、チャートが見れないときに自動的に利確ができるからです。
デイトレードの場合、朝にエントリーしたとします。
仕事のある日中に利益が伸びていたけど、夕方には朝と変わらない価格まで為替が戻ってきていた。
なんて経験ありませんか?
こんな時にトレール注文を使っていれば、利益を逃すことなく決済することができます。
チャートをずっと見れないけど短期でトレードしたい人には、便利な注文方法だね!
トレール注文のメリット2つ
ここからはトレール注文のメリットを解説します。
- 損失を固定して利益だけを伸ばせる
- チャートに張り付く必要がなくなる
まずはメリットから見ていきましょう。
メリット①損失を固定して利益だけを伸ばせる
トレール注文は、FXにおいて理想とされる「利大損小」のトレードに効果的な方法と言えます。
なぜなら、トレール幅に損失を固定して、トレンドが伸びた時に利益だけを伸ばせるからです。
ただし、トレール幅以上にチャートが有利な方向に動いてくれないと利益が出せないので注意してくださいね。
メリット②チャートに張り付く必要がなくなる
もうひとつのメリットはチャートを離れていても決済注文が出せることです。
さらにトレール注文ならではの特徴として、チャートの動きに合わせて決済レートを動かしてくれます。
仕事や家事、学業などでチャートを監視し続けられない方でもリスクを抑えつつ利益が伸ばせるのでオイシイ注文方法ですね!
トレール注文のデメリット2つ
次にトレール注文のデメリットを見ていきましょう。
- IFD・OCO・IFO注文とは組み合わせられない
- 相場の一時的な変動に弱い
それぞれの内容について詳しく解説しますね。
デメリット①IFD・IFO注文とは組み合わせられない
トレール注文はその複雑さゆえ、2020年5月時点ではIFD注文やIFO注文とは組み合わせられません。
そのためリスク管理の観点から、トレール注文は決済注文として使うのがおすすめです。
デメリット②相場のだましに弱い
トレール注文はだましに弱いのもデメリットです。
だましとは、チャートが売買のサインどおりに動かないこと。
なぜなら、だましによって利益を伸ばす前にトレール決済が執行されるからです。
実際のチャートでは、一時的にトレンドに反する強い動きをした後、何食わぬ顔で元のトレンドに戻る場合があります。
トレール注文でこのようなだましに対応するためには、トレール幅に余裕を持たせて設定したり、長めの時間足でトレードするといいですよ。
トレール注文と相性の良いテクニカル指標2つ
トレール注文と相性の良いテクニカル指標は次の2つです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
シンプルなので初心者でも使えるおすすめの手法ですよ!
①移動平均線
移動平均線は、相場のトレンドをつかむのに適しています。
移動平均線を使ってトレンドを把握し、トレンドの方向にトレール注文を出せば、大きく利益を伸ばせますよ。
具体的には、短期・中期・長期の3本の移動平均線が重ならずに全て上向きの時は上昇トレンド、下向きの時は下降トレンドと判断できます。
②ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは移動平均線を中心とした上下3本のバンドで構成されるテクニカル指標で、相場の過熱感が判るのが特徴です。
具体的には、バンドが収束している状態から拡大した時に、拡大した方向にトレンドが発生しやすくなります。
ボリンジャーバンドでつかんだトレンドの方向にトレール注文を出せば、利益を伸ばせる可能性が高いですよ!
トレール注文を使う時のコツ3つ
「トレール注文を上手に使うにはどうすればいいの?」とお悩みの方に、トレール注文を使う時のコツを3つ紹介します。
- トレール注文は決済注文で使う
- トレンドに乗ったらトレール幅を狭くしていく
- レンジ相場で使わない
それぞれのコツについて詳しく解説しますね。
コツ①トレール注文は決済注文で使う
トレール注文はエントリーではなく決済注文で使いましょう。
理由は、エントリーした後に決済注文を出していない状態でいると、相場が急変した時に大損する可能性があるからです。
決済注文として使えば、チャートを離れていても自動的に利益を伸ばし、チャートが反転しても逃さず利確できますよ。
コツ②状況に応じてトレール幅を調整する
2つ目のコツは、臨機応変にトレール幅を調整することです。
その理由はトレール幅の大きさによって次のような特徴があるからです。
- トレール幅を広げると利益は減るが、利益を伸ばせないリスクは下がる
- トレール幅を狭めると利益は増えるが、利益を伸ばせないリスクは上がる
つまり、トレンドの強さや自分が予定している損益の幅に応じてトレール幅を調整して、利益とリスクのバランスを取るのが大切ですよ。
コツ③レンジ相場で使わない
トレール注文はレンジ相場には向いていません。
なぜなら、レンジ相場は一定の値幅でチャートが上下運動を繰り返すので、トレール注文では利益を伸ばしにくいからです。
レンジ相場では手動注文に切り替えて、安値買い・高値売りを繰り返す方が利益を出せますよ!
トレール注文が使えるFX会社2選
トレール注文が出せるFX会社は限られているので、その中でもおすすめの2社を紹介します。
低コスト!GMOインターネットグループのFX会社「GMO外貨」
スプレッド | ||
---|---|---|
米ドル/円(原則固定) 銭 | ユーロ/円(原則固定) 銭 | 豪ドル/円(原則固定) 銭 |
スワップ | 最小取引単位 | キャッシュバック |
---|---|---|
米ドル/円 円 | 通貨 | 円 |
- 取引通貨単位は「1000通貨」ドル円なら約5000円から取引OK
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- スマホアプリが使いやすい!
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トレード内容を自動分析してくれるので、FX初心者でも実力がUPしやすく、オススメです。
FXのトレール注文 まとめ
上記で紹介した「トレール注文を使う時のコツ3つ」を実践すると、今後は利確した途端にチャートが伸びて悔しい思いをせずにすみ、トレンドに乗って気持ち良く利益をの伸ばせるようになりますよ。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/
トレール注文 Q&A
- トレール注文って何ですか?
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トレール注文とは、相場の動きに応じて、一定の値幅で逆指値注文が自動的に追随していく仕組みの注文方法です。
⇒詳しくは「トレール注文とは」で図解付きで解説しています。
- トレール注文の魅力は?
-
トレンドが続く限り利益を伸ばし、トレンドが反転したときに自動的に決済してくれる点です。
⇒詳しくは「トレール注文のメリット2つ」で解説しています。