FXのスキャルピングに適した時間帯はいつ?
効率的に稼ぐにはどうすればいいの?
取引を控えるべき時間帯が知りたい
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
FXは平日なら24時間取引できますが、時間ごとに値動きの特徴が異なるため、効率的に取引するには利益を上げやすい時間帯を把握する必要があります。
こんにちは!FXの歩き方編集部の河野です。
値動きがあまりないときに取引するとトレンドも発生しにくいので、適切な売買判断がしにくいですよね。
そこでこの記事では、スキャルピングに適した時間帯や適切な通貨ペア、取引を控えるべき時間や注意点まで、詳しく解説します。
この記事を読めば、狙うべき時間帯とその時間帯がスキャルピングに適している理由がわかり、利益を上げやすくなりますよ。
それではまず、スキャルピングの基礎知識について紹介します。
【基礎知識を復習!】FXのスキャルピングとは?
FXのスキャルピングとは、短時間に取引を繰り返して小さな利益を重ねて利益を出す取引手法です。
そしてスキャルピングをする時間帯によっては、より効率的に稼げる可能性があります。
次に具体的に何時頃にスキャルピングすればいいのか、詳しく見ていきましょう。
FXのスキャルピングに適した3つの時間帯
スキャルピング自体は基本的に24時間いつでも取引可能ですが、特に狙い目なのが下記の時間帯です。
- 21時~深夜2時
- 21時~23時
- 9時30分~10時30分
上記3つの時間帯に絞ってスキャルピングをすれば、値動きも大きいためより利益が期待できますよ。
21時~深夜2時
ひとつ目のおすすめは日本時間21時〜深夜2時です。
なぜならその時間帯は欧米市場の取引が活発になるからです。
FXの通貨ペアには米ドル/円やユーロ/円、ポンド/円やユーロ/ドルなどたくさんの種類がありますが、どの通貨ペアにおいても1日の中で最も動きが活発になる時間帯といえます。
21時~23時
日本時間21時〜23時に絞るのもおすすめです。
この時間帯は要人発言や経済指標の発表が多くあり、短時間で大きな値動きが見込めます。
一時的に急激に変動する場合もあるので、スキャルピングで狙うと大きな利益が獲得できますよ。
9時30分~10時30分
3つ目のおすすめ時間帯は、日本時間午前9時30分〜10時30分です。
その理由は日本の為替市場で仲値が毎日午前10時に発表されるからです。
仲値が発表される前後の時間帯は値動きが活発になりやすいので、スキャルピングに適しています。
時間帯ごとの為替市場の特徴
為替市場には大きく分けて次のの4つがあり、取引参加者や市場が開く国によって相場の動きに違いがあります。
- オセアニア市場
- 東京市場
- 欧州市場
- ニューヨーク市場
それぞれの市場の特徴について、以下で詳しく見ていきましょう。
オセアニア市場
ひとつ目はオセアニア市場で、オーストラリア(シドニー)とニュージーランド(ウェリントン)の市場が開く時間帯です。
- 冬:7時~16時頃
- 夏:6時~15時頃
- 冬:5時~14時頃
- 夏:4時~13時頃
世界で一番早く開く市場で、日本時間午前5時頃にはじまり16時頃に終わります。
時間帯が早いため取引量・流動性が低く、スプレッドが開きやすいのが特徴です。
とくに週明けは大きく窓を開けて取引が始まる可能性が高い。
そのため週末にポジションを持ち越す場合はリスク管理・資金管理をきちんとしておこう。
東京市場
東京市場は日本時間9時〜17時頃まで開いている市場です。
東京市場は冬・夏で時間帯が変わることはありません。
大規模なロンドン市場やニューヨーク市場と時間帯が重ならないため、値動きが小さいのが特徴です。
ただし、中国やオセアニア関係の経済指標が発表されやすい時間帯でもあります。
指標のインパクトが大きいと、相場が大きく動いてスキャルピングのチャンスが来る場合もあるぞ!
ロンドン市場
ロンドン市場はイギリスのロンドンで開く市場で、日本時間16時頃~翌2時頃まで取引が行われます。
- 冬:16時~翌2時頃
- 夏:15時~翌1時頃
この市場は世界の取引量の約4割を占めるため、ユーロやポンドといった欧州通貨の取引が活発になり、トレンドが発生しやすいのが特徴です。
市場が開いてすぐの時間帯は特に取引が活発になり相場が動きやすいので、スキャルピングのチャンスが何度も来ます。
ニューヨーク市場
ニューヨーク市場は日本時間22時~翌7時頃まで開く市場です。
- 冬:22時~翌7時頃
- 夏:21時~翌6時頃
アメリカ勢が参戦してくるので、ロンドン市場と重なると値動きはさらに大きくなるのが特徴です。
特に日本時間午前0時前後には重要な経済指標もたくさん発表されるので、米ドル/円の通貨ペアを中心に大きな値動きが発生します。
各時間帯のスキャルピングに適した通貨ペア
スキャルピングを行う際は、時間帯ごとに取引する通貨ペアを変えましょう。
なぜなら、通貨ペアごとに動きやすい時間帯を狙うことで、効率よく取引できるからです。
通貨ペアによって、1日の中でよく動く時間帯とあまり動かない時間帯は異なります。
より多くのトレードチャンスを得るためにも、通貨ペアごとの動きやすい時間帯を把握するのがポイントです。
9時~15時
9時~15時までの時間帯で取引するのに適した通貨ペアは、次の2つです。
- 米ドル/円
- 豪ドル/円
この時間帯は上記の通貨ペアが動きやすいので、たとえば午前中に取引することが多い場合に適しています。
15時~22時
15時~22時までの時間帯に適した通貨ペアは、次の4つ。
- ユーロ/円
- ポンド/円
- ユーロ/米ドル
- ポンド/米ドル
この時間帯は欧州通貨の取引が活発になるため、ユーロやポンドを取引するのに向いています。
22時~翌2時
22時~翌2時までの時間帯に適した通貨ペアは、次の5つです。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ポンド/円
- ユーロ/米ドル
- ポンド/米ドル
この時間帯はロンドン市場とニューヨーク市場が重なるため、欧州通貨に加えて米ドルも取引量が多くなります。
夜の取引になるため、会社勤めをしているトレーダーでも参加しやすい時間帯です。
FXのスキャルピングを控えるべき時間帯は?
午前2時~8時頃までは、取引を控えましょう。
なぜなら、市場への参加者が少なく値動きが鈍くなり、スプレッドも広がりやすいからです。
この時間帯はスキャルピングには向いていません。
FXは休むことも大切です。しっかり睡眠を取ってくださいね。
時間帯を狙ったスキャルピングの注意点3つ
スキャルピングに向いた時間帯で取引したり、時間帯ごとに通貨ペアを変えると良いんだね!
これで僕も上手く取引できそう!
安心するのは早いですよ!3つの注意点があります。
- 相場の急変に注意する
- 損切りを徹底する
- マイナー通貨での取引は控える
これらを踏まえて、自分なりのルールを作ってからスキャルピングを行いましょう。
市場の合間では相場の急変に注意する
ひとつ目の注意点は、市場が切り替わる時間帯での相場の急変です。
市場のつなぎ目は駆け込みと駆け出しの取引が増えるのでチャンスが多いものの、相場の急変で予想外の損失が出る可能性もあるので気をつけてください。
損切りを徹底する
大きな損失を防いで次のトレードに資金を残すためには、損切りの徹底も重要です。
例えば含み損を抱えたまま経済指標の発表に巻き込まれると、スプレッドの拡大や相場の急落でロスカットされる可能性もあります。
「短時間の取引だから、しばらく待っていれば相場が好転するだろう」と安易に塩漬けするのは危険ですよ。
マイナー通貨での取引は控える
マイナーな通貨ペアで取引するのはやめましょう。
なぜなら、スプレッドが広くスキャルピングには向いていないからです。
この記事で紹介している主要通貨ペアで取引すれば、十分に利益を上げることができます。
わざわざ大きなリスクを背負ってマイナー通貨ペアを選択する必要はありません。
FXのスキャルピングにおすすめのFX口座
取引時間以外にもスキャルピング取引で稼ぐにはFX会社選びが大切です。
取引を何度も繰り返すスキャルピングは、スプレッドが安いほど、残る利益も多くなります。
また、何度も操作するツールはストレスのかからないものを選ぶのが重要です。
今回スキャルピング向きのFX口座を3社に厳選しましたので、よりよい取引条件にこだわるなら利用を検討してみてくださいね。
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FXのスキャルピングに適した時間帯 まとめ
上記で紹介した「FXのスキャルピング向けの時間帯」で取引すれば、今後はFXのスキャルピングに適した時間帯が知りたいと悩まずにすみます。
また注意点を踏まえたうえで、有効な時間帯を狙ったスキャルピングができるようになりますよ!
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
【スキャルピングに適した時間帯】
- 21時~翌2時
- 21時~23時
- 9時30分~10時30分
【時間帯ごとに適した通貨ペア】
- 9時~15時:米ドル/円、豪ドル/円
- 15時~22時:ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル
- 22時~翌2時:米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル
【スキャルピングを控えるべき時間帯】
- 午前2時~8時
「スキャルピングはわずかな利益を得る手法だから、いつ取引してもいいんじゃないの?」と最初は思うかもしれません。
しかしこの記事でおすすめした時間帯にスキャルピングすれば、より効率的に稼げるようになります。
ぜひ上手にFXを行ってくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
FXのスキャルピングに適した時間帯 Q&A
- スキャルピングに適した時間は?
-
- 21時~翌2時
- 21時~23時
- 9時30分~10時30分
(※すべて日本時間です)
この時間帯は値動きが活発です。
他の時間帯でもスキャルピング自体は可能ですが、効率的に利益を出すのなら上記の時間帯を狙うとよいでしょう。
- 逆に向いていない時間は?
-
午前2時~午前8時頃までは、取引を控えましょう。
なぜなら、市場への参加者が少なく値動きが鈍くなり、スプレッドも広がりやすいからです。
この時間帯はスキャルピングに向いていません。
- どんなことに注意すればいい?
-
市場の切り替わる時間に注意しましょう。
その時間は取引量が増え、相場が急変する恐れがあるからです。
思わぬ損失を避けるためにも、リスク管理・資金管理をしっかり行ってください。
また、スキャルピングに限ったことではありませんが、損切りを徹底しましょう。
ただでさえ取引1回あたりの利益が小さいスキャルピングなので、含み損をそのままにするとあっという間に利益を上回る恐れがあります。
あらかじめ損切りポイントを決めておき、そのルールを守って取引するようにしてくださいね。