スイングトレードで損切りできず大損した経験がある
スイングトレードで大損したくない
スイングトレードの損切りラインの決め方が知りたい
上記の悩みや疑問が解決できる記事です。
スイングトレードは想定損益幅が大きいので、早めに損切りをして損失を抑えるのが大切です。
なお、損切り幅は損益pipsで決めるのではなく、損益率や指標を使ったラインで決めましょう。
この記事では、損切りラインの決め方と損切りの注意点をお伝えします。
スイングトレードについて簡単に解説!
スイングトレードとは1回の取引で数百pipsの利益を狙って、数日〜数週間ポジションを保有する取引スタイルです。
スキャルピングやデイトレードよりも想定する損益幅が大きく、日をまたいでポジションを保有するのでスワップポイントが得られるのが特徴です。
また、ポジションの保有期間が長いので頻繁にチャートを確認する必要がなく、仕事で忙しいサラリーマンや家事・育児に追われる主婦の方が無理なく運用できるスタイルと言えます。
スイングトレードにおける損切りの重要性
スイングトレードに限らず、FXにおいて損切りは重要です。
なぜなら、損切りをしないとポジションの含み損が膨らみ、最悪の場合ロスカットされて大損するからです。
特にスイングトレードは、日足〜週足の長い時間軸で取引するので、発生したトレンドが強い傾向があり簡単には好転しない!
ただし損切りが早すぎると、その後に予測どおりトレンドが発生しても利益を伸ばせたせん。
具体的な損切りラインの決め方は後ほど紹介しましょう。
リスクリワードと勝率のバランスを意識しよう
損切りラインを決める時はリスクリワードと勝率から、期待利益がプラスになるよう設定しましょう。
ちなみにリスクリワードとは、1回の取引で想定する損失幅(リスク)と利確幅(リワード)の比率です。
また勝率は、全取引回数に占める利益を出した取引回数の割合です。
リスクリワードが2:3で勝率が50%の場合
期待損益=3×50%-2×50%=0.5
とプラスになることから、この取引スタイルを続ければ安定して利益を出せるのが判ります。
スイングトレードの損切りラインの設定方法
それではスイングトレードにおける損切りラインの決め方3つを解説します。
- レジスタンスライン・サポートラインを超えた時
- キリの良いレート
①レジスタンスライン・サポートラインを超えた時
1つ目はレジスタンスラインとサポートラインを損切りの目安にする方法です。
なぜなら、レジサポラインを割り込むとトレンド転換の可能性があるからです。
そのままポジションを保有し続けると不利な方向にチャートが伸びて、大損します。
早めに損切りして資金を温存して、次のチャンスを狙いましょう!
②キリの良いレート
2つ目は1米ドル円=105円や1ユーロ円=125円など、少数以下の端数がないレートで損切りする方法です。
こういったキリの良いレートはトレーダーの損切り注文が集中して値動きが早くなり、短時間で含み損が広がるリスクがあるからです。
また、それを利用して逆指値のエントリー注文を出す「ストップロス狩り」を仕掛けてくる投資家がいます。
節目のレート付近にチャートが近づいたら、値動きに気をつけよう。
スイングトレードで損切りする時の注意点2つ
スイングトレードにおける損切りの注意点を2つお伝えします。
- 損切り幅を狭くしすぎない
- 損切りラインを動かさない
取引を安定させるには損切りラインをエントリーの時点で確定させ、途中で変えないのがポイントです!
①損切り幅を狭くしすぎない
ひとつ目は損切り幅を狭くしずきない点です。
なぜなら、スイングトレードで損切り幅を狭くすると、わずかな為替変動でもすぐに損切りされるからです。
②損切りラインを動かさない
一度決めた損切りラインは動かすべきではありません。
理由は損失の確定を避けるために、損切りラインをどんどん不利な方向に動かしてしまうからです。
そうなると、実質的に損切りラインを決めていないのと同じことになり、含み損が膨らみロスカットされて大損する!
スイングトレードの損切りにおすすめの注文方法
スイングトレードで損切りルールを守って安定した取引をするには、IFD注文がおすすめです。
IFD注文はエントリー・利確・決済注文を全て同時に出せるので、損益を管理しながら計画的な運用ができます。
ただし、相場が短時間に急変した場合は、損切りが間に合わず想定以上の損失が出るリスクがあるので気をつけてください。
スイングトレードにおける損切りの重要性 まとめ
上記で紹介した「スイングトレードの損切りラインの設定方法」を実践すると、今後はスイングトレードの損切りで悩まずに済み、安定した取引ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- 損失の拡大防止と資金温存の観点から損切りは大切
- トレンドラインを使って損切りラインの目安にしよう
- ある程度の損切り幅を確保し、一度決めた損切りラインは固定すべき
不利な方向に中長期のトレンドが続くと含み損が膨らみ続けるので、早めに損切りして次の取引につなげましょう!