FXの4時間足はどうして人気なの?
4時間足を使うメリットと注意点が知りたい
4時間足を使った具体的な手法を教えて!
といった悩みを持つ人はきっと多いはず。
4時間足が人気なのは、短期トレーダーにとっては上位足、スイングトレーダーにとってはメインで使う時間足だからです。
また4時間足は、チャートの更新が1日6回と更新頻度が少ないので、働いていて忙しい方でも無理なくFXができるといったメリットが多いんです!
そこでこの記事では、4時間足のメリットや4時間足を使う手法やコツ・注意点を幅広くお伝えします。
記事内容を実践すれば、FX初心者でもマルチタイムフレーム分析で4時間足を使えるようになりますよ。
それでは最初に4時間足がFXトレーダーに人気の理由について解説しましょう。
4時間足がFXトレーダーで人気の理由
4時間足は多くのトレーダーに使われます。
なぜならスキャルピングやデイトレードを行う短期トレーダーにとっては、上位足のトレンド把握に役立つからです。
またスイングトレーダーにとってはメインで使う時間足ですし、数ヶ月スパンで取引する長期トレーダーにとってもマルチタイムフレーム分析に使えます。
マルチタイムフレーム分析については、この記事の後半の「4時間足を使うならマルチタイムフレーム分析が効果的!」の見出しをご覧ください。
スイングトレーダーにとっては必須の存在
数日〜数週間スパンで取引するスイングトレーダーは特に4時間足を使います。
なぜなら中長期の相場のトレンドを把握し、売買のタイミングをつかむのに適した時間足だからです。
なるべくたくさんのトレーダーと同じ時間足を使えば、取引判断が同じになり値動きの予測が当たりやすくなります!
FXで4時間足を使うメリット3つ
先ほど4時間足は多くのトレーダーに使われると言いましたが、具体的なメリットを解説しますね。
- 兼業トレーダーでも稼げる
- トレンドに沿って利益を伸ばしやすい
- 取引コストが少ない
①兼業トレーダーでも稼げる
ひとつ目は仕事や家事で忙しい方でも取引しやすい点です。
理由は4時間足は4時間ごと(1日6回)にしかローソク足が更新されないからです。
ペース的には朝昼晩に1回ずつ見れば十分なので、忙しくてチャートを頻繁に見る時間がない方でも取引できます。
②トレンドに沿って利益を伸ばしやすい
2つ目はトレンドに沿って順張りすれば、下位足よりも大きな利益を狙える点です。
というのも4時間足はチャートに表示される値幅が下位足よりも大きいからです。
レジサポライン付近にチャートが来たタイミングで順張りエントリーして、レジサポラインを割り込むまで大きく含み益を伸ばしましょう。
③取引コストが少ない
取引コストが抑えられるメリットもあります。
理由は4時間足を使うと下位足よりも取引回数が減るからです。
実際の取引回数と通貨ペアのスプレッドによりますが、1日5回スプレッド0.2銭の米ドル円1万通貨をスキャルピングすると、1年(240日換算)のコストは24,000円です。
一方4時間足を使って取引回数が週に1回に減った場合、1年のコストは1,000円ほどに下がります。
4時間足を使う唯一のデメリット
4時間足は時間軸が長いので、あえて言えばエントリーチャンスが少ないのがデメリットです。
15分足や1時間足といった短期足で頻繁に取引して利益を狙うのか、4時間足を使ってゆったりと大きく稼ぐのか、自分の取引スタイルに合わせて使い分けるといいですね。
複数の時間足を併用して相場を分析するマルチタイムフレーム分析については後で紹介しますね。
4時間足を使う時の注意点2つ
4時間足を使う時は以下2つに気をつけてください。
- テクニカル指標と組み合わせる
- マイナススワップによる損失
それぞれの注意点を見ていきましょう。
①テクニカル指標と組み合わせる
4時間足をテクニカル指標と組み合わせて、相場分析の精度をアップさせましょう。
なぜなら4時間足だけを根拠にエントリーすると、だましに遭う可能性があるからです。
だましとは売買のサインどおりにチャートが動かないことです。
複数の根拠が重なったタイミングでエントリーして、だましに遭うリスクを抑えましょう!
②マイナススワップによる損失
マイナススワップのポジションを持ち続けると損失が出ます。
理由は4時間足を使うとポジションの保有期間が長くなるからです。
FX会社のスワップカレンダーを見て、プラススワップの通貨ペアを取引しましょう。
4時間足と相性の良いテクニカル指標
4時間足は以下2つのテクニカル指標と併用するのがおすすめです。
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
初心者でも簡単に使えるので参考にしてみてくださいね!
①移動平均線
移動平均線は短期・中期・長期の3本線で相場の平均的な値動きをつかめる指標です。
4時間足が上昇トレンドで移動平均線が3本とも右上がりなら、上昇トレンドが続くと判断できるので買いエントリーします。
逆に4時間足が下降トレンドで移動平均線が3本とも右下がりなら、下降トレンドが続くと判断して売りエントリーですね。
移動平均線の向きがばらばらで絡み合っている時は、相場のトレンドが読めないのでエントリーは見送りましょう。
②ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは-3σから+3σまでのバンドとチャートの位置関係から、相場の過熱感を測る指標です。
バンドが上下に大きく広がる「エクスパンジョン」の発生がトレンド開始のサインになりやすいです。
相場の上昇とともにエクスパンジョンが発生したら、上昇トレンドの発生を予測して買いエントリーします。
一方相場の下落とともにエクスパンジョンが発生したら、下降トレンドの発生を予測して売りエントリーです。
4時間足を使うならマルチタイムフレーム分析が効果的!
マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を使って短期から長期のトレンドを幅広くつかむ手法です。
- 短期トレンドは長期トレンドに従いやすい
- 短期と長期が一致するトレンドはより強くなる
という特徴を利用して、エントリーの方向を決めます。
例えば下位足の15分足と1時間足が上昇トレンドでも、上位足である4時間足や8時間足が下降トレンドだったとします。
その場合、長期的には下降トレンドになる可能性が高いので売り目線でエントリーのタイミングを探しましょう。
4時間足を使ったスイングトレード手法
4時間足を使うなら次のスイングトレードのスタイルがおすすめです!
- マルチタイムフレーム分析で通貨ペアのトレンドをチェック
- テクニカル指標と組み合わせてエントリーポイントを探す
- 損切りラインを決めてからエントリーする
3ステップで判りやすく解説しますね。
①マルチタイムフレーム分析で通貨ペアのトレンドをチェック
まずはマルチタイムフレーム分析をして、短期から長期のトレンドが一致している通貨ペアを見つけましょう。
ちなみに通貨ペアは米ドル円やユーロ円、ユーロ米ドルといったメジャー通貨をおすすめします。
というのもメジャー通貨はマイナー通貨よりも相場の急変が少なく、値動きが読みやすいからです。
②テクニカル指標と組み合わせてエントリーポイントを探す
先ほど紹介した移動平均線やボリンジャーバンドと併用して、エントリーポイントを探します。
4時間足だとなかなかチャンスが来ないかもしれませんが、無駄打ちは避けて粘り強く待ちましょう。
③損切りラインを決めてからエントリーする
スイングトレードで最も大切なのは損切りです。
なぜなら値幅の大きいスイングトレードで損切りが遅れると、大きなトレンドに飲まれて大損するリスクがあるからです。
- チャートに引いた水平ライン
- レジサポラインを割り込んだ時
- キリの良いレート
で損切りするトレーダーが多いので、損切りしないと値動きに勢いがついて大きく損失が膨らむおそれがあります!
4時間足で負けないコツ2つ
4時間足で失敗しないためには次の2つのコツを実践してください。
- 無理にエントリーしない
- 損切りを徹底して大損を避ける
①無理にエントリーしない
優位性の高さを認識できない時はエントリーを見送りましょう。
というのも4時間足はエントリーのチャンスが少ないので、待てずに余計な取引をして損失を出しやすいからです。
「待つも相場」という相場格言があるように、将来のチャンスに備えて今は資金を温存するのも立派な戦略ですよ!
②損切りを徹底して大損を避ける
損切りは必ず行いましょう。
4時間足は取引スパンが長いので「しばらく待てばどこかで相場が戻るだろう」と安易にポジションを塩漬けにするのは危険です。
逆方向の大きなトレンドに巻き込まれると、含み損がなくなるどころか時間とともにどんどん損失が膨らんでしまいます。
最悪の場合ロスカットされると資金の大半を失うので、先ほど紹介した3つのラインを参考に損切りを徹底するのが大切です!
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スプレッド | ||
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スワップ | 最小取引単位 | キャッシュバック |
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4時間足を使ってFXで稼ごう!まとめ
上記で紹介した「4時間足の効果的な使い方と負けないコツ」を実践すると、今後は4時間足の使いどころで悩まずに済み、精度の高い相場分析ができるようになります。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- 4時間足は短期トレーダーの上位足やスイングトレーダーのメイン足として人気
- マルチタイムフレーム分析で相場予測の精度を上げよう
- 想定損益が大きいので早めの損切りが大切
最初は慣れずに上手く使えないかもしれませんが、この記事を参考に4時間足を活用してFXで稼ぎましょう!