ボリンジャーバンドってなに?
どんな局面で使えるの?
ボリンジャーバンドの動き方の特徴を知りたい!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
こんにちは。FXの歩き方編集部・デイトレーダーの河野です。
FXで相場分析は必須ですが、分析の仕方は様々であり、使える指標もいろんな種類があります。
ボリンジャーバンドは多くのトレーダーが活用しており、私も使っているテクニカル指標なんです!
私はデモトレードで初めてボリンジャーバンドを使いましたが、本番の取引に移行してからもずっとお世話になっています(^^)
今回は、そんなボリンジャーバンドについて紹介!
見た目にもわかりやすく、仕組みも理解しやすいボリンジャーバンドは、順張り・逆張りのどちらでも効果を発揮するわ。
トレンド判断ができ、他のテクニカル指標と組み合わせれば、さらに分析精度を上げることも可能よ!
この記事ではボリンジャーバンドの使い方や形状の特徴、また相性の良いテクニカル指標について紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは、まずボリンジャーバンドの基本情報から見ていきましょう。
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ボリンジャーバンドとは
ボリンジャーバンドはテクニカル分析の一種で、1980年代にジョン・ボリンジャー氏が考案しました。
移動平均線を中心として、チャートの動きが収まる幅を示します。
これは移動平均線からの乖離(かいり)幅を示し、売られすぎ・買われすぎを判断する指標です。
ボリンジャーバンドは見た目にもわかりやすく、仕組みも理解しやすいテクニカルです。
稼いでいる投資家はこのボリンジャーバンドの基本を踏まえたうえで、他のテクニカル指標と組み合わせるなどして上手にトレードしています。
ボリンジャーバンドの仕組み
ボリンジャーバンドは以下の7本のラインから構成されます。
- 移動平均線(ミドルライン)
- +1σ
- +2σ
- +3σ
- -1σ
- -2σ
- -3σ
【σ=「シグマ」と読み、標準偏差を指します】
ミドルラインと呼ばれる移動平均線を中心に、上方向に近いものから順に+1σ、+2σ、+3σ、下方向に近いものから順に-1σ、-2σ、-3σです。
このσをまとめて、「σライン」と呼ぶこともあります。
また、それぞれのボリンジャーバンドにチャートが推移する確率がついています。
- ±1σ ⇒ 68.27%
- ±2σ ⇒ 95.45%
- ±3σ ⇒ 99.73%
上記は、それぞれのラインの内側にチャートが収束する確率です。
標準偏差とは
標準偏差とはデータ分布のばらつき具合を表す尺度で、±1σ、±2σ、±3σのラインはこの標準偏差によって求められます。
ボリンジャーバンドはこの「標準偏差」と「正規分布」の組み合わせで確率を予測していて、標準偏差が大きいほどデータのばらつきが大きくなります。
正規分布とは、ある個々のデータを値の分布をグラフしたとき、平均値を中心に左右対称に分布しているものよ。
中心が一番高く、左右に行けば行くほど下がり、すそ野が長いデータの分布を正規分布というの。
ボリンジャーバンドの見方
FXでは基本的に±2σのバンドを中心にみる
FXでは±2σのバンドがよく使われます。
±2σのラインをチャートが超えたら、売られすぎもしくは買われすぎと判断します。
チャートの動きは95%の確率で±2σのライン内に収まるため、信頼度が高いんです。
±2σのラインを超えるケースはめったにありませんが、±3σに到達した場合も±2σと同じように見ます。
また±1σは、その範囲外に現在地が存在する確率は36.2%なので売買サインが出やすいですが、信頼度は低いです。
どんな時に役立つか?
基本的には逆張りで役立つ
チャートが上か下のバンドにタッチしたら、逆張りでエントリーするチャンスです。
なぜなら、移動平均線をはさんでバンドの中にチャートが収まる可能性が高いからです。
たとえば±2σのバンドにチャートが到達した場合、チャートが転換点を迎える確率は95%、そのままの確率は5%なので、逆張りすれば高確率で勝てます。
しかし、逆張りは損切りのタイミングが難しい問題があります。
逆張りは価格が上昇中に売り、下降中に買うため、損切りのタイミングがわかりづらいんです。
順張り指標として使う
バンドの上限、または下限をブレイクするときは、順張りの指標として活用できます。
なぜなら、チャートはレンジブレイクすると±1σまたは±2σのラインに沿ってトレンドを継続させる動きが多いからです。
たとえば、レンジを上に抜けた場合は+1σや+2σのラインに沿って上昇トレンドを描きやすいため、順張り目線で買いエントリーすれば勝てる可能性が上がります。
参照期間「200」の移動平均線の向きを見れば、長期トレンドの方向を確認できます。
この長期トレンドに合わせてエントリーすれば順張りとしてトレードできるので、まずは長期の移動平均線とボリンジャーバンドを組み合わせて使うのがオススメです。
ボリンジャーバンドの3つの動き
エクスパンション
エクスパンションとは「拡大・拡張・膨張」の意味の言葉で、ボリンジャーバンドの幅が広くなっている状態を指します。
エクスパンションは、相場に強いトレンドが発生しているときやブレイクのときに現れるので、相場の変動が拡大しているサインです。
強いトレンドが発生する場合、ローソク足がトレンド方向へ大きく動くことが多いため、トレードしやすい状況だといえるでしょう。
スクイーズ
スクイーズとはエクスパンションの反対語で、ボリンジャーバンドの幅が狭くなっている状態です。
スクイーズはレンジ相場でよく出現します。
この状態のとき値動きは小さくなりますが、相場のエネルギーが蓄積されています。
そのため、スクイーズの後にはエクスパンションやバンドウォークが出やすいです。
しかし、ボリンジャーバンドがスクイーズしているときは、ローソク足がもみ合いになっていることが多いため、トレードはしにくい状況だといえます。
バンドウォーク
バンドウォークとは±1σや±2σのバンドに沿う形でのチャートの推移で、強力なトレンドが発生したサインです。
そのためバンドウォークを少しでも早く発見すれば、早期のトレンドフォローにつながります。
トレンドフォローが早ければ、その分利益も伸ばせます。
また、バンドウォークが発生している時間足よりも短い時間足を使うと効果的です。
たとえば、4時間足でバンドウォークが発生している場合、1時間足や30分足に切り替えてトレードするんです。
長期の時間足でトレンドが発生していれば、短い時間足でも一方向にトレンドが向いている状態でトレードできるため、順張りでの利益が期待できます。
ボリンジャーバンドの精度を上げるMACD
トレンド系指標のボリンジャーバンドとオシレーター系指標のMACDの組み合わせると、分析の精度を上げられます。
ボリンジャーバンドだけでは「だまし」を見抜くのは難しいですが、トレンドの先行指標となるMACDでだまし対策が可能です。
それだけだと心配な(もっと根拠がほしい)人は、MACD以外のゴールデンクロスやデッドクロスなどの指標も組み合わせるとよいでしょう。
MACDと組み合わせる場合、MACDがシグナルラインをブレイクしたら、ローソク足の確定を待たずにエントリーするのがコツです。
たとえばもみ合い相場では狙える利幅が小さいため、できるだけ早くエントリーすることで、利益を伸ばすんです。
また売買のタイミングは、下記を参考にするとよいでしょう。
- 【買いサイン】:ミドルラインより下でローソク足が推移し、MACDでゴールデンクロスが発生したとき
- 【売りサイン】:ミドルラインより上でローソク足が推移し、MACDでデッドクロスが発生したとき
ボリンジャーバンドが使いやすい、おすすめのFX会社!
最後に、ボリンジャーバンドと分析機能が使いやすいおすすめのFX会社を3社紹介します。
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ボリンジャーバンド まとめ
上記で紹介した「ボリンジャーバンドの活用方法」を実践すると、今後はボリンジャーバンドの使い方で悩むことが減り、勝率アップが期待できます。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- ボリンジャーバンドはテクニカル分析の一種で、移動平均線を中心にチャートの動きが収まる幅を示す
- 7本のライン(移動平均線、±1σ、±2σ、±3σ)で構成され、±1σには68.27%、±2σには95.45%、±3σには99.73%の確率でチャートが収束する
- 基本的に逆張りで使うが、レンジブレイク後の順張り指標としても活用できる
私がボリンジャーバンドを利用する理由は、その使いやすさです。
視覚的に相場の状況を判断できるので、FX初心者でも覚えるのが難しいことはないと思います。
しかし、ボリンジャーバンドも他のテクニカル指標同様、単体で相場のすべてを予測・判断することはできません。
この記事で紹介したように、MACDと組み合わせるなどして、分析精度を上げる必要があります。
勝てる投資家は複数のテクニカルを併用することで、上手にトレードしているんです。
ぜひあなたも、他の指標についても学び、自分にとってベストな組み合わせを見つけてくださいね!
FXの歩き方は、あなたの投資活動を心より応援しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。