FXでマージンコールがきたら要注意!【簡単】3つの対策と通知設定方法

【PR】この記事には広告を含む場合があります。
マージンコール

マージンコールは放置しても問題ないの?
マージンコールとロスカットの違いが知りたい
マージンコールを出さずに取引する方法を教えて!

この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。

マージンコールとは、証拠金維持率の低下を知らせてくれるロスカットの予告のようなものです。

ロスカットアラートとも言うわ。

無視しても問題ないFX会社もあれば、無視するとロスカットラインに達する前にポジションを強制的に決済されるFX会社もあります。

今回は、マージンコールの一般的な仕組みを解説するとともに、マージンコールを出さない対策&出たときの対策をお伝えします。

目次

マージンコールとは

マージンコール(Mergin Call)とは、ポジションの含み損が膨らんで証拠金維持率が低下した時に、FX会社から追加で証拠金の入金を依頼されることです。

そして、マージンコールを無視して証拠金維持率がロスカット基準まで下がるとロスカットされ、強制的にポジションの含み損が確定します。

マージンコールが出ないようにロット数を減らすか証拠金を豊富に入金して、証拠金維持率を高く保ちましょう。

判定されるのはいつ?

FX会社によって異なりますが、一般的には1日一回ニューヨーク外国為替市場がクローズする午前7時頃に判定されます。

この時点で証拠金維持率が、そのFX会社の定めた水準を下回っていればマージンコールが発動されます。

ロスカットされる前に、このマージンコールの通知がくるんだね。

マージンコールが来た時点で、正しい対応をすれば強制ロスカットを受けすに済むのよ!

マージンコールの条件はFX会社によって違う

マージンコールが出る条件はFX会社によって違います。

理由はマージンコールは法律上の義務ではなく、あくまでFX会社のサービスの一環だからです。

例えば

DMMFXでは証拠金維持率が100%以下の状態でロールオーバーを迎えるとマージンコールが出て、マージンコールが出た翌日のロールオーバーまでに証拠金維持率を回復しなければロスカットされます。

各FX会社のマージンコール発生条件一覧

FX会社⇩ロスカットアラート水準⇩
外為オンライン無し
DMM FX証拠金維持率100%以下
GMO外貨証拠金維持率100%を下回ったとき
GMOクリック証券証拠金維持率100%未満
みんなのFX証拠金維持率110%以下
インヴァスト証券証拠金維持率75%以下
外為どっとコム証拠金維持率200%に達したとき
ヒロセ通商証拠金維持率200%を下回ったとき
マネックスFX証拠金維持率70%に達したとき
※広告を含む場合があります。

マージンコールが出ないFX会社もある

注意したいのが、マージンコールが出ないFX会社もあるという点です。

なぜなら、証拠金維持率の低下はすべて自己責任だからです。

そのため、ロスカットを避けるには、こまめに証拠金維持率を管理する必要があります。

例えば

SBI FXトレードにはマージンコールの仕組みがなく、20秒に1回の判定で証拠金維持率が50%を下回っているとロスカットが執行されます。

ロスカットとの違いは?

ロスカットとの違いは?
ロスカットとは

証拠金維持率が一定ラインを下回った時にすべてのポジションを強制的に決済して損失を確定させる仕組みです。

一方、マージンコールは証拠金維持率の回復を求めるだけで強制力はありません。

ただし、追加入金あるいはポジションの一部または全部を決済して証拠金維持率を回復させなければ、ロスカットされる可能性が高いです。

マージンコールはロスカットの前段階だと理解しておきましょう。

ロスカットの基準

FX会社⇩ロスカットライン⇩
外為オンライン証拠金維持率100%未満
DMM FX証拠金維持率50%以下
GMO外貨証拠金維持率50%を下回ったとき
GMOクリック証券証拠金維持率50%未満
みんなのFX証拠金維持率100%以下
インヴァスト証券証拠金維持率50%以下
外為どっとコム証拠金維持率100%を下回ったとき
ヒロセ通商証拠金維持率100%未満
マネックスFX証拠金維持率50%以下
※広告を含む場合があります。
ロスカットとは?

【漫画でわかる】ロスカットとは?

マージンコールが出やすい危険な取引スタイル3つ

FXで失敗

次のようなスタイルで取引する方はマージンコールが出やすいです。

  • 常にレバレッジ25倍で取引する
  • マイナー通貨で運用する
  • 損切り注文を出さない

当てはまる項目がある場合は、後で紹介する対策も合わせて読んでおきましょう!

①常にレバレッジ25倍で取引する

常に最大レバレッジで取引するのは危険です。

なぜなら、わずかな為替変動幅でも証拠金維持率が低くなるからです。

例えば

米ドル円(レートは1米ドル円=100円)を証拠金10万円でレバレッジ25倍で運用する場合、1円下落するだけで証拠金維持率が100%から75%に下がります。

②マイナー通貨で運用する

南アフリカランドやメキシコペソ、トルコリラなどのマイナー通貨で運用するのも危険です。

というのも、これらの通貨は流動性が低く、短時間で相場が急変するリスクが高いからです。

値動きが安定している、米ドル円やユーロ円、ユーロ米ドルといったメジャー通貨で安全に運用しましょう。

③損切り注文を出さない

損切り注文を出さないと含み損が膨らみ続け、証拠金維持率が低下してマージンコールが出る原因になります。

含み損の拡大を目前にすると損切りをためらう感情が働いて、頭では判っていても損切りできないトレーダーがたくさんいます。

機械的に損切りするには逆指値、OCO、IFD、IFOといった逆指値系の注文が出せる発注を利用するといいですよ!

マージンコールを出さないための対策3つ

マージンコールを出さないための対策3つ

マージンコールを避ける方法には3つあります。

  • 早めに損切りする
  • ロット数を抑える
  • 口座に豊富な資金を入れる

ぎりぎりの資金でハイレバレッジ取引をしないのがポイントです!

①早めに損切りする

早めの損切りを実行しましょう。

そうすれば証拠金維持率を早期に回復できるからです。

損切りが早いと損失が取り返しやすく、次の取引により多くの資金を残せるメリットがあります。

②ロット数を抑える

2点目はロット数を抑えることです。

理由はロット数が少ないと証拠金維持率を高く維持できるからです。

資金10万円で米ドル円1ロット(1万通貨)なら、1円下落しても証拠金維持率は250%から225%に下がるだけです。

一方ロット数を2に増やすと、1円の下落に対して証拠金維持率は125%から100%に下がるので、マージンコールのリスクが高まるのが判ります。

③口座に豊富な資金を入れる

3つ目は、口座の証拠金を増やす方法です。

ロット数を減らす対策と併用すれば、より証拠金維持率が高くなって安全に運用できますね。

ただし生活費を削って投資すると、万が一失った時に生活に支障が出ます。

この方法は余剰資金に限って行いましょう。

もしマージンコールに対処しなかったら?

もしマージンコールに対処しなかったら?

マージンコール に対処しない場合は、利用しているFX会社が追加証拠金を「必要とするか」「しないか」でその後の状況が変わってきます。

追加証拠金を必要とするFX会社の場合

マージンコールの猶予期間を過ぎた時点で強制ロスカットされます。

マージンコールが発動すると、相場変動により証拠金維持率が規定率まで戻ったとしても、証拠金を追加入金するか、保有しているポジションの一部またはすべてを決済する必要があります。

それをしなかった場合には強制決済されてしまいます。

追加証拠金を必要としないFX会社の場合

証拠金維持率がロスカットの基準を下回った時点で強制決済されます。

追加証拠金を必要とするFX会社の場合と違い、マージンコールの規定率を下回っていてもまだ強制決済にはなりません。

そのためポジションを保有し続けていると、いつの間にかロスカットになってしまうことがあります。

マージンコールがあった方が、ロスカットになる危機感が沸くね。
意識するようになるから、それだけロスカット回避にも注意が向くようになるよ!

マージンコールがあれば、自分がどれだけ危険な水準の取引をしているかを知らせてくれるものね。
資金管理をきちんと行うためにも、やっぱりマージンコールのあるFX会社を利用するのがベターよ!

海外FX会社のマージンコール・ロスカットレベル

スクロールできます
海外FX会社のマージンコール・ロスカットレベル
会社名レバレッジマージンコールロスカット
XM888倍証拠金維持率90%以下証拠金維持率20%以下
LANDFX500倍証拠金維持率50%以下証拠金維持率30%以下
Axiory500倍証拠金維持率100%以下証拠金維持率50%以下
FxPro500倍証拠金維持率10%以下証拠金維持率5%以下
IFC Markets400倍なし証拠金維持率10%以下
FXDD500倍なし証拠金維持率100%以下

海外のFX会社は国内のFX会社に比べて、マージンコール・ロスカットレベルの基準が低く設定されています。

またレバレッジもかなり高く設定することができます。

ただしその分リスクも高くなるため、初心者の方にはあまりオススメはできません。

安全性を重視して取引をしたいのなら、私は国内FX会社を利用することをオススメします。

海外業者は高レバレッジが魅力だけど、その分リスクがあるわね。

初心者にオススメの安心安全なFX会社3選

低コスト・使いやすさ抜群!デイトレに最適「GMOクリック証券

スプレッド
米ドル/円(原則固定)
ユーロ/円(原則固定)
豪ドル/円(原則固定)
スワップ最小取引単位キャッシュバック
米ドル/円
通貨
Good point
  • 米ドル円(原則固定)全通貨ペア業界最小水準のスプレッド
  • スマホ・PCのどちらも使いやすさ抜群の高性能な取引ツール
  • 1クリックで即時注文できるスピード注文があるからチャンスを逃さない!

業界最小水準のスプレッドに各種手数料無料。低コストで取引できるため、取引回数が多くても安心。

取引ツールはスマホ・PCのどちらも使いやすく操作に迷いにくいため、スムーズに取引ができます。

スピード注文機能は迅速な売買ができるのでデイトレードには持ってこいのツールです!

業界最小!1通貨(ドル/円なら6円)から取引可能「松井証券

スプレッド
米ドル/円(原則固定)

(※1,000通貨までの注文の場合)
ユーロ/円(原則固定)

(※1万通貨までの注文の場合)
豪ドル(原則固定)

(※1万通貨までの注文の場合)
スワップ最小取引単位キャッシュバック
米ドル/円
通貨
Good point
  • 業界最小!1通貨単位(ドル/円なら6円)から取引OK
  • 手数料無料で少額でも低コスト取引が可能!
  • もちろんスプレッドは業界最挟水準で提供中!

創業100年の総合ネット証券会社「松井証券」がついにFXを始めました!

1通貨単位からの取引ができるので、少額から始めたい人にはもってこいの口座です。

また、小ロット取引だと手数料が発生するFX会社が多い中、松井証券では一切手数料はかかりません。

レバレッジを「1倍」「5倍」「10倍」「25倍」の4つから選べるので、初心者でも資金管理がやりやすい!

低コスト!GMOインターネットグループのFX会社「GMO外貨

GMO外貨
スプレッド
米ドル/円(原則固定)
ユーロ/円(原則固定)
豪ドル/円(原則固定)
スワップ最小取引単位キャッシュバック
米ドル/円
通貨
Good point
  • 取引通貨単位は「1000通貨」ドル円なら約5000円から取引OK
  • 業界最狭水準のスプレッドを提供中!
  • スマホアプリが使いやすい!

GMOインターネットグループのFX会社なので安心・安全!

また、チャート描画も使いやすく、オシレーター系指標にも描画ができる優れものです!

私も使っています。まじでアプリは一番使いやすい!
PCツールはブラウザ・アプリのどちらも用意されています。

マージンコール通知を設定をしておこう!

GMOクリック証券を例に、マージンコールが届くよう設定をしよう!

GMOクリック証券のFXネオでは、次の手順でロスカットアラート(マージンコール)の通知設定ができます。

ログイン

⇒【マイページ】

⇒【登録情報・申請】

⇒【Eメール・ダイレクトメール】

ロスカットアラート設定

初期状態では上のようにロスカットアラートは通知されないようになっているので、「変更画面」から設定をしましょう。

設定後、下のように表示されていればロスカットアラートが届くようになります。

ロスカットアラート設定2

マージンコールの仕組みと安全に取引する方法のまとめ

まとめ

上記で紹介した「マージンコールを出さない対策」を実践すると、今後はマージンコールを出さずにすむ方法で悩まずに済み、安全にFXができるようになります。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

まとめ
  • マージンコールは証拠金維持率の低下を知らせるロスカットの予告的なサービス
  • マージンコールが出た後の対応はFX会社によって違う
  • マージンコールを避けるには豊富な資金を用意して低レバレッジで取引しよう

マージンコールは損切りができていないことを知らせてくれるので、万が一出た場合は自分の取引スタイルを見直しましょう!

最後までお読み頂きありがとうございました!

マージンコールに関するQ&A

Q&A
マージンコールってなんですか?

マージンコールとは、証拠金維持率がFX会社の定めるロスカット基準に近づくと届く警告です。

⇒詳しくはこちら

マージンコールはいつ届きますか?

マージンコールが発せられる基準はFX会社によって異なります。通知しないFX会社もあります。

⇒詳しくはこちら

この記事が役に立ったと思ったらシェアしてね m(_ _)m

この記事の監修者

河野 裕のアバター 河野 裕 代表取締役

株式会社フォーカスワン 代表取締役


約13年前に外為オンラインで取引を始めたが、初心者にありがちな小さく稼いで、大きく負けるで一発退場。

その後、復活して取引を再開。2018年のトルコリラ暴落を経験しながら、早目の損切りで逃れ現在に至る。

FXのリスクと楽しさを感じながらも日々格闘中。

目次