FXはいくら元手があればできるのか知りたい
FX初心者はどのくらいの元手で始めるべきなの?
少額の元手でも稼げる通貨ペアやFX会社を教えて!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
この記事で解説する「FXは元手何円で始めるべきか」を理解すれば、FX初心者でも用意すべき初期投資の金額が判ります。
なぜなら私もこの方法で、身の丈に合った元手でFXをした場合にどのくらい稼げるのか判ったからです。
それではまず「FX取引の仕組みと最低証拠金」について紹介します。
【前提】FX取引の仕組み
FX取引は2国間の為替レートの変動を利用して稼ぐ投資です。
例えば1米ドル円=100円の時に米ドルを買って、円安が進んで1米ドル円=105円になった時に日本円に戻せば、差額の5円が利益になります。
なおFXをするためには、FX会社に「証拠金」を預け入れる必要があります。
FX取引に最低限必要な元手
証拠金っていくらぐらい必要なの?
FX取引に最低限必要な証拠金を3パターン解説しよう。
- 1通貨取引に必要な元手
- 1,000通貨取引に必要な元手
- 1万通貨取引に必要な元手
具体的にいくら必要なのか、米ドル円の例を使って計算してみましょう。
パターン①1通貨取引
1通貨取引の場合、1米ドル円=100円としてレバレッジ25倍なら元手は4円あれば取引可能です。
しかし、レバレッジ25倍で取引すると、わずかな為替変動で大きな損失が出やすくなります。
そのため初心者は、レバレッジは5倍程度で運用しましょう。
ちなみにレバレッジを5倍に下げた場合の最低証拠金は、100円÷5倍=20円です。
パターン②1,000通貨取引
1,000通貨取引の場合、同じく1米ドル円=100円とすると、レバレッジ25倍では1,000米ドル×100円÷25倍=4,000円あれば取引できます。
レバレッジを5倍に下げた場合、最低証拠金は1,000米ドル×100円÷5倍=2万円に増えます。
つまり、取引する米ドル円が1通貨取引と比べて1,000倍になった分、必要証拠金も1,000倍になるのです。
パターン③1万通貨取引
1万通貨取引の場合、1米ドル円=100円とすると、レバレッジ25倍では1万米ドル×100円÷25倍=4万円あれば取引できます。
そして、レバレッジ5倍では最低証拠金は1万米ドル×100円÷5倍=20万円に増えます。
1万通貨取引は元手を用意する負担が重く、1,000通貨以下の取引よりも利益・損失の幅が大きくなります。
初心者は1,000通貨以下の取引をしたほうがいいですよ。
初心者はFXを元手何円で始めるべきか
初心者は10万円の元手で始めるのがおすすめです。
なぜなら、資金負担と大損のリスクを抑えつつ、ある程度の緊張感と利益が見込めるからです。
元手が少なすぎると損益の幅が小さいので緊張感にも欠け、期待できる利益も少ないのでモチベーションが上がりにくくなる。
少額の元手でどのくらい稼げるのか
10万円程度の元手を用意しても、そんなに儲からないんじゃないの?
元手10万円でどのくらい稼げるのか計算してみましょ!
- 元手10万円で毎月いくら稼げるのか?
- 毎月5万円稼ぐために必要な元手はいくらか?
それぞれのケースについて、以下で具体的に計算してみましょう。
ケース①元手10万円で毎月いくら稼げるのか
まずは元手10万円で毎月どのくらい儲かるのかのシミュレーションです。
安全のためレバレッはジ5倍、為替レートは1米ドル円=100円、毎日平均10pips稼ぐとします。
取引通貨量=10万円×5倍÷100円=5,000米ドル
1日の平均利益=5,000米ドル×10pips=500円
1ヶ月の平均利益=500円×20日=1万円
銀行預金で年0.1%も金利がつかないこのご時世に、月10%の利回りです。
単利計算で年利に換算すると120%(12万円)なので、1年で元手10万円が22万円に増える計算です。
ケース②毎月5万円稼ぐために必要な元手はいくらか
それでは次に毎月5万円稼ぐために必要な元手はいくらか、ケース①とは逆方向に計算してみましょう。
レバレッジ5倍、為替レートは1米ドル円=100円、1日の平均利益は10pips、1ヶ月の取引日数は20日とします。
1日に稼ぐべき平均利益=5万円÷20日=2,500円
購入すべき米ドルの数量=2,500円÷10pips=25,000米ドル
必要な元手=25,000米ドル×100円÷5倍=50万円
上記の計算をもっとシンプルに考えると、ケース①で元手10万円で月1万円の利益なので、その5倍の月5万円稼ぐためには元手も5倍の50万円必要になるのです。
少額の元手でFXを始める2つのコツ
「元手が少ないから、何とか工夫して上手に稼ぎたい」というお悩みにお答えすべく、少ない元手でFXを始める際のコツを2つ紹介します。
- 1,000通貨以下の取引ができる口座を使う
- 損切りを早めに行う
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
コツ①1,000通貨以下の取引ができる口座を使う
ひとつ目のコツは1,000通貨以下の取引ができるFX会社を使うことです。
なぜなら、用意すべき元手が少なくて済むだけでなく、少額取引なので大きな損失を出すかもしれないという不安も和らぐからです。
1,000通貨以下の取引ができる具体的なFX会社については、後ほど詳しく紹介します。
コツ②損切りを早めに行う
2つ目のコツは損切りを早めに行うことです。
その理由は元手が少ないので、ロスカットされたり大きな損失を出すと、資金がなくなってFXを続けるのが難しくなるからです。
含み損が元手の2%のラインに膨らんだら損切りする「2%ルール」を使い、逆指値注文またはOCO注文を置いて損切りが漏れないようにしてください。
少額の元手で取引したい人におすすめ通貨ペア2選
次に少額の元手でFXを始めたい人におすすめの通貨ペアを2つ紹介します。
メジャー通貨では「米ドル円」、マイナー通貨では「南アフリカランド円」がおすすめです。
おすすめ通貨ペア①米ドル円
米ドル円は為替レートの変動が安定していて、頻繁にニュースが配信されるなど情報収集もしやすくておすすめです。
なお米ドル円は、1,000通貨取引ができるFX会社では全て取り扱われているので、FX会社選びにも制限がなくて済みます。
おすすめ通貨ペア②南アフリカランド円
2つ目のおすすめ通貨ペアは南アフリカランド円です。
なぜなら、米ドル円の1,000通貨取引の必要証拠金である4,000円よりも少ない元手3,000円から取引できるからです。
為替変動リスクは米ドル円より高いものの、スワップポイントが高いので長期保有すればスワップ利益も合わせて得られます。
また南アフリカランド円を取り扱っているFX会社も多いので、取引しやすいのもメリットです。
少額の元手で始めたい人におすすめのFX会社
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FXの元手はいくら用意すればいいのか まとめ
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
- FX会社が定める最低取引単位に応じて、4円、4千円、4万円の元手が必要
- FX初心者がある程度の利益を確保するには元手10万円は用意しよう
- 少ない元手で始めるには、1,000通貨取引ができるFX会社を使って米ドル円や南アフリカランドで取引しよう
「元手が少ないと利益が少ないから、最大レバレッジをかけたくなる」と最初は思うかもしれません。
少しでも稼ぎたい気持ちは判りますが、失敗した時の損失が大きくなるのでレバレッジは抑えてコツコツ稼いだほうがいいですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
FXに必要な元手 Q&A
- FXっていくらあれば取引できるんですか?
-
利用するFX口座にもよりますが国内では松井証券が一番少ない元手でも投資することができます。
1通貨単位での取引が可能なので最低でも必要な金額は約4円です。
- FX初心者はどれぐらい元手を準備すればいいですか?
-
10万円は用意しましょう。
少額すぎると投資の意味が無いですし、すぐにロスカットされてしまい経験を積むことすらできません。
- FXの元手ってなんですか?
-
必要証拠金のことです。
必要証拠金の金額はFX会社によって異なるので、事前に調べておくといいでしょう。
大体のFX口座が取引金額の25分の1を最低必要金額にしています。