RSIって何?
売買シグナルが知りたい
RSI使っても勝てないんだけど…
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
この記事を読まれてる方は「RSIを使ったことがない」または「知ってるけど活用方法が分からない」という人がほとんどではないでしょうか?
こんにちは、FXの歩き方編集部の河野です。
数あるテクニカル分析からどれをいつ使うか、初心者は判断が難しいですよね。
そこで今回は、初心者でもRSI見方や使い方がわかり実践に手法を取り入れられるよう、詳しく解説します。
この記事を読めば基本的な手法からプロが使う手法までわかり、RSIを使ったテクニカル分析が行えるようになりますよ。
それではまず、RSIとは何か?基本的な見方について見ていきましょう。
FXのRSIとは?
RSIは「Relative Strength Index」の略で、日本語では「相対的指標」や「相対力指数」などと呼ばれています。
RSIとは、直近レートの変動幅に対する上昇幅の割合にもとづいて、相場の過熱感を見る指標です。
言い換えれば、トレンドの強さを示す指標でもあるのです。
オシレーター系指標は買われすぎ売られすぎの判断に役立つので、逆張りトレードに多く用いられます。
RSIの見方
RSIの見方は
75%を上回る⇒買われすぎ
30%を下回る⇒売られすぎ
と一般的に言われています。
RSIの数値の求め方は下記の式の通りです。
RSIの計算方法
RSIの具体的な計算方法は次のとおりで、AとBの周期は設定ができます。
【RSI(%)=(A÷(A+B))×100】
- A:一定期間の上昇幅の合計
- B:一定期間の下降幅の合計
実際は、計算しなくていいぞ
FX会社の分析ツールを使えば、上記の計算を自分でする必要はありません。
なぜなら、RSIをグラフ化したものが為替チャートの下に表示されるからです。
チャート上で設定はどうすればいいの?
RSIの設定
RSIの期間設定は14を使うことが多いです。
日足:9日・14日・22日・30日・42日・52日
「14」の他には「9」も使われます。
RSIの基本的な見方が分かったところで次に説明するのは、RSIに表れる2つの現象についてです。
この2つはRSIを使う上で、必須の知識になるので、比較しながら解説していきたいと思います。
RSIの「ダイバージェンス」と「リバーサル」
ダイバージェンスとリバーサルは、どちらも実勢レートとRSIの動きが逆行している現象のことをいいます。
この2つの違いはややこしいので、よく理解してください。
なぜなら、ダイバージェンスはトレンド転換を示し、リバーサルはトレンド継続を示すからです!
ダイバージェンスとは
実勢レートだけが高値または安値を更新しているのがダイバージェンス現象です。
ダイバージェンス現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 |
---|---|---|
実勢レート | あり | あり |
RSI | なし | なし |
RSIでダイバージェンス現象が発生すると、トレンド転換の可能性があります。
しかし!注意してほしいのは「可能性がある」のであって、必ずトレンド転換するわけではないということです。
トレンド転換だけではなく、トレンドの継続を示すシグナルになることもあります。
リバーサルとは
RSIだけが高値または安値を更新しているのがリバーサル現象です。
ダイバージェンス現象の特徴 | 高値更新 | 安値更新 |
---|---|---|
実勢レート | なし | なし |
RSI | あり | あり |
リバーサル現象は、トレンドの継続を示す明確なシグナルです。
リバーサルシグナルが出たら、強いトレンドが発生していると読めるので、順張りトレードに切り替えましょう。
- 上昇トレンドの時に、RSIが安値を更新
- 下降トレンドの時に、RSIだけが高値を更新
基礎知識を解説してきましたが、まだ、RSIを実際にどう活用したらいいか分からない人もいるはずです。
ここからは、RSIを使った手法について具体的に説明をしていきます。
基本的なRSIの手法
RSIを含むオシレーター系は逆張りトレードで力を発揮します。
特に、逆張りに向いているのは、レンジ相場です。
レンジ相場での売買シグナル
レンジ相場でRSIを使った逆張りトレードをしてみましょう。
レンジ相場では、売りシグナルや買いシグナルがはっきりと現れるので、初心者も挑戦しやすい手法です。
この時の売買シグナルは次の通りです。
- RSIが75%を上回る⇒売りシグナル
- RSIが30%を下回る⇒買いシグナル
レンジ相場は、一定の値幅を行ったり来たりするので、RSIでチャートの折り返しを予測することができます。
また、サポートライン・レジスタンスラインを越えれば、トレンドブレイクなので損切ポイントもわかりやすいですね。
いやいや、このシグナル通りにやってるけど勝てないんだけど?
レンジ相場以外じゃRSIは意味ないの?
と思われる方もいらっしゃるではないでしょうか。
そんなことはありません。
次に、トレンド相場でRSIを使う手法について解説します。
「70%になったら売り・30%になったら買い」だけがシグナルだと思っている方はぜひ読んでください。
トレンド相場での売買シグナル
トレンド相場でのRSIを使ったトレンド転換シグナルについて解説します。
この時の売買シグナルは次の通りです。
【上昇トレンド】 RSI:レジスタンスブレイク ⇒ 売りシグナル
【下降トレンド】 RSI:サポートラインブレイク ⇒ 買いシグナル
シグナルの見つけ方は簡単です。
RSIに水平なサポートライン・レジスタンスラインを引いてください。
RSIがサポ・レジのラインを越えたら、トレンドの転換のサインです。
トレンドに沿って順張りしましょう。
10万を6億にしたRSI手法
基本的には「RSIが75%以上になれば売り、30%以下になれば買い」と説明しましたが、この使い方に異論を唱えるトレーダーもいます。
FXスクールジャパン代表であり、ZAiのコラムニストとして活躍する人気アナリストの陳満咲杜さんは日刊SPA!のインタビュー内で「そんな使い方はデタラメだ」と言います。
この項目では、そう話す陳さんが提唱するRSIの手法について紹介。
実はこの手法、元手10万円からたった3ヵ月で6億円まで増やした伝説のトレーダーGFF(ぐふふ)さんが実践した手法でもあるんです。
RSIを使ってみたけど、全然結果が出ない!と思っていた方もぜひ参考にしてみてください。
トレンドラインのブレイクを狙う
GFF氏が実践したのはRSIにトレンドラインを引く手法だ。
RSIにトレンドラインをひく手法は、欧米ではポピュラーですが、なぜか日本ではあまり使われていないようです。
- ローソク足は10分足を使用
- RSIは14日で設定
- RSIにトレンドラインを引き、ブレイクと共に順張り
まず、ローソク足に引くのと同様にトレンドラインをRSI上に引きます。
安値同士を結んだ線がサポートライン
高値同士を結んだ線がレジスタンスライン
上昇トレンドならサポートラインが、下降トレンドならレジスタンスラインがトレンドラインとなります。
RSIがトレンドラインをブレイクしたら、順張りでエントリーしましょう。
どうですか?とってもシンプルですよね。
トレンドラインについては、下記の記事で詳しく解説しています。
RSIとMACDを使った手法
同じオシレーター系のMACDとRSIは相性がよく、多くのトレーダーが組み合わせて使っています。
この組み合わせの設定や売買シグナルは下記の通りです。
【ローソク足】
5分足
【MACD期間設定】
短期EMA:12
長期EMA:26
シグナル:9
【RSI描画】
60%
40%
ヒストグラム(オレンジ)がMACDを上から下に抜ける
かつ
RSIが60以上
ヒストグラムがMACDを下から上に抜ける
かつ
RSIが40以下
MACDの動きが小さくなっているときは、相場が迷っている状態なのでエントリーは避けましょう!
MACDについては、下記の記事で詳しく解説しています。
RSIを使うならGMO外貨がオススメ
ほとんどのFX口座では、RSI指標にラインを引くことができません。
そのため、この記事で紹介する手法が使えないことになってしまいます。
え?描画できるチャートはないの!?
そこでオススメしたいのが、GMO外貨です。
GMO外貨のexチャートなら、RSIにトレンドラインを引くことが可能なんです!
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分析機能が充実しているFX会社
テクニカル指標を使いこなすには、使いやすい取引ツールを選ぶことがポイントになります。
GMO外貨以外にもツールが使いやすく、分析機能が充実しているFX会社がありますので、参考までに3社紹介しますね。
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RSIのまとめ
いかがでしたでしょうか。今回の記事ではRSIについて使い方も含めて解説してまいりました。
最後にもう一度、重要なポイントを確認しましょう。
- RSIは、相場の過熱度を見るオシレーター系の指標
- レンジ相場では逆張り指標として使いやすい
- 70%を上回る、30%を下回る、ダイバージェンス、のいずれかが出たらトレンド転換の可能性アリ!
- リバーサルが出たらトレンド継続のシグナル!
- RSIを使うならGMO外貨のexチャートが相性良し
テクニカル指標は沢山あるうえに、それぞれのシグナルはバラバラで覚えるのも大変ですよね。
もしかすると、この記事を読みながらチャートとにらみ合っている方もいらっしゃるのかもしれません。
この記事があなたの取引に少しでも役立っていれば幸いです。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました(^^)/
RSIについてよくある質問
- RSIって?
-
オシレーター系のテクニカル分析指標です。
- RSIでは何がわかるの?
-
相場の過熱度(買われすぎ・売られすぎ)がわかります。
そのため、逆張りトレードのときによく使われます。
- RSIと相性のいいインジケーターは?
-
トレンド系指標のMACD(マックディー)との組み合わせがオススメです。
岡安盛男(著)『岡安盛男のFX攻略バイブル』
陳満咲杜(著)『勝率7割超!FXチャートの読み方』