どのFX会社でスキャルピングが禁止されているの?
口座凍結される理由を知りたい
スキャルピング向きのFX会社を教えて!
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
「スキャルピング禁止のFX会社がある」「口座凍結されてしまった!」こんな噂を聞いたことはありませんか?
こんにちは!FXの歩き方編集部の河野です。
上記のような疑問に答えるべく、FX会社に直接問い合わせをしてみました!
結論から述べると、FX会社はスキャルピング自体を禁止しているわけではありません。
今回は、各FX会社へ問い合わせた結果や口座凍結される理由、控えるべき取引の仕方やスキャルピング向きのFX会社を解説します。
この記事を読めば、口座凍結を恐れながらFX会社を利用することがなくなり、安心してスキャルピングを行えるようになりますよ。
FXのスキャルピングとは?
FXのスキャルピングとは、短時間でエントリーと決済を繰り返して稼ぐ取引手法です。
具体的には数秒〜数分単位で売買を繰り返し、小さな利確を積み重ねて最終的にまとまった利益を狙います。
スキャルピングはポジションの保有時間がとても短いため、長期保有による為替変動のリスクが軽減され、利益の積み上がるスピードがもっとも早いトレードスタイルです。
実は禁止じゃない!「スキャルピング禁止」の真相
結論からいうと、FX会社はスキャルピングを禁止しているわけではありません。
スキャルピングについて調べていると、よく「スキャルピング 禁止」という言葉を目にしますよね。
ところが、FX会社は「スキャルピングを禁止している」と明言はしていないんです。
スキャルピング禁止かFX会社に問い合わせてみた
明言していないからといって、なんで禁止していないと言い切れるの?
こんな疑問もあるかと思うので、スキャルピングを禁止しているのかどうか、8つのFX会社に直接問い合わせをしてみました。
やはり、どのFX会社も「スキャルピングは禁止していない」と答えています。
各FX会社の返答内容を記載しますので、確認してみましょう。
DMM FX
SBI FXトレード
GMOクリック証券
GMOコイン(旧:FXプライムbyGMO)
GMO外貨
松井証券
みんなのFX
LIGHT FX
スキャルピングが禁止されていないのに口座凍結される2つの理由
スキャルピングが禁止されていなくても、口座凍結される可能性があります。
なぜなら、取引の仕方によってはFX会社や他のユーザーにとって不利になることがあるからです。
口座凍結される理由は大きくわけて2つあるので、詳しく見てみましょう。
FX会社に損失が発生する可能性がある
FX会社が損失を被る可能性があるのが、ひとつ目の理由です。
なぜなら顧客が短期間に取引を重ねると、FX会社のカバー取引が間に合わない場合があるためです。
カバー取引とは、FX会社が顧客が持つポジションと反対のポジションを持ち、為替変動のリスクを相殺する取引のことだ。
大量の注文があるとカバー取引が追い付かず、FX会社の損失につながるリスクがあるんですね。
FX会社のサーバーに過度な負担がかかる
FX会社のサーバーに負担をかけ過ぎるのも口座凍結される理由のひとつです。
なぜなら、サーバーに過度の負担がかかると、取引の安全性を確保できないからです。
たとえばサーバーに負担がかかってシステム障害が起きると、ログインできなかったり注文が通らないなど、他のユーザーにも影響してしまいます。
スキャルピングが禁止される特殊な例
先述した2つに該当するようなスキャルピングを行う場合、取引に制限がかかったり口座凍結される恐れがあります。
一般的なスキャルピングを行う場合は特に心配する必要はありません。
では、FX会社のカバー取引が間に合わなかったりサーバーに大きな負担がかかる取引とは、具体的にどのような取引を指すのでしょうか?
大口の取引を頻繁に行う
まずは、大口の取引を頻繁に行う行為。
大口の取引を頻繁に行うと、FX会社のカバー取引が間に合わないことがあるんです。
また、顧客が儲けすぎるとFX会社にとっては損失になることも理由のひとつです。
私の知り合いトレーダーも、スキャルピングで勝ちすぎて主要口座を凍結させられています。
自動売買システムを使ってスキャルピングを行う
自動売買システムを使ってスキャルピングを行うのも、取引制限をかけられる恐れがあります。
なぜなら、FX会社のサーバーに大きな負担がかかるからです。
それだけでなく、DMM FXやSBI FXトレードのように、自動売買システムの使用を明確に禁止としている場合もあります。
FX会社を利用する際は、取引約款やルールをきちんと把握しておきましょう。
口座凍結の具体的な基準をFX会社に聞いてみた!
口座凍結処分を下すのに具体的な基準はあるのか、SBI FXトレードとDMM FXのコールセンターに問い合わせてみました。
しかし「具体的な基準を公表すると不正につながる恐れがある」という理由で、具体的な判断基準や処分内容については回答を得られませんでした。
スキャルピングの定義もないので、ケースバイケースの判断になるようですね。
口座凍結された時の対処方法
口座凍結された場合でも、焦らずすみやかに口座の資金を出金すれば大丈夫です。
いくら待っても口座凍結は解除されないので、別のFX口座に資金を移して取引しないと資金効率が悪くなってしまいます。
ちなみに口座凍結されると新規注文はできなくなるが、ログインや決済注文、取引報告書のダウンロードによる確定申告の手続きはできるので安心しろ。
スキャルピングで口座凍結!万が一に備える2つの対策
明確な基準がないため、スキャルピングで口座凍結される不安がぬぐえない方もいるかと思います。
そこでこの項目では、万が一に備えるための対策を2つ紹介します。
複数のFX口座を持つ
ひとつ目の対策としては複数のFX口座を開設しておくことです。
なぜならどこかの口座が凍結されても、ほかのFX口座に資金を移せば取引ができるからです。
今まで使っていたFX会社が使えなくなるデメリットがありますが、取引ができなくなる事態は避けられます。
スキャルピング可能なFX会社を使う
2つ目の対策はスキャルピングが行える、もしくは公認しているFX口座で取引することです。
先述したように、ほとんどのFX会社でスキャルピングは可能で、中にはホームページなどで公認しているところもあります。
スキャルピング向きかどうかを判断するポイントは次の2つです。
- スプレッドが狭い
- 取引ツールが使いやすい(チャートが見やすい)
では、具体的なオススメFX会社を紹介します!
【禁止されていない!】スキャルピング向きのFX会社3選
次のFX会社は、スプレッドが狭く取引ツールも使いやすいFX会社です。
FXの歩き方編集部も実際に利用しているFX会社なので、参考にしてみてくださいね。
私はGMOクリック証券で取引しており、デイトレードがメインですがスキャルピングを行うこともあります。
ですが問題なくスキャルピングを行えていますよ。
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FXスキャルピング禁止理由と対策 まとめ
今回はスキャルピングの禁止について紹介しましたが、いかがでしたか?
この記事を読めばFX会社がスキャルピング自体を禁止しているのではなく、口座凍結されるのは取引の仕方が問題だとわかったかと思います。
最後に今回の内容をおさらいしましょう。
- FX会社はスキャルピング自体を禁止はしていない
- FX会社に損失が発生したりサーバーに過度の負荷がかかると口座凍結の恐れがある
- 大口による頻繁な取引や自動売買システムを使ったスキャルピングは控えるべき
- 複数口座やスキャルピングOKの口座を利用しよう
実際、よほどのことがなければ口座凍結はされません。
しかしFX会社を利用する際は、取引約款やルールをきちんと確認して、禁止事項に触れない取引を心がけましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
FXスキャルピング禁止理由と対策 Q&A
- スキャルピングが禁止のFX会社は?
-
基本的に、FX会社はスキャルピング自体を禁止はしていません。
ただし、取引の仕方によっては制限がかけられたり口座凍結される恐れがあります。
【詳しくは、記事内の「スキャルピング禁止かFX会社に問い合わせてみた」で解説しています。】
- 口座凍結される理由は?
-
スキャルピングが禁止されていなくても口座凍結される場合は、次の原因が考えられます。
・FX会社に損失が発生する可能性がある
・FX会社のサーバーに過度な負担がかかるまた、上記に当てはまるような取引には、次のようなものがあります。
・大口の取引を頻繁に行う
・自動売買システムを使ってスキャルピングを行う【詳しくは、記事内の「スキャルピングが禁止されていないのに口座凍結される2つの理由」、「スキャルピングが禁止される特殊な例」で解説しています。】
- 口座凍結の対策はある?
-
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・スキャルピング可能なFX会社を使うこの2つが対策になります。