IFO注文について教えてほしい!
どうやって使うのかな?
デメリットや使うコツはある?
この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。
仕事や家事で忙しくチャートを見る時間があまり取れないと、せっかくの取引チャンスを逃してしまうことがあります。
こんにちは!FXの歩き方編集部の河野です。
初心者の中にも、副業としてFXを行いたいと思っている人は多いはず。
FXには様々な注文方法があり、設定すれば自動的に取引を行ってくれる便利なものもあるって知っていましたか?
今回は、初心者やチャートを見る時間があまりない人でもチャンスを逃さず自動的に取引を行えるIFO注文について、詳しく解説します。
この記事を読めばIFO注文の仕組みや使い方、デメリットや使うコツがわかるため、注文を正しく活用して効率よくFXが行えるようになります。
IFO(アイエフオー)注文とは?
IFO(アイエフオー)注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
「イフダンオーシーオー」とも呼ぶわ。
最初にIFD注文が約定して、その後OCO注文が自動的に出される仕組みです。
最初の新規注文と一緒に、その新規注文が約定した場合に有効になる「利益確定」と「損切り」をワンセットで発注可能な点が大きな特徴です。
つまり、新規・利益確定・損切りの3つをいっぺんに設定できるってことね!
また利益確定と損切りは、どちらかが約定すればもう一方は消滅します。
IFOの元となる2つの注文方法
IFO注文の使い方を学ぶ前に、IFOの元となっている2つの注文方法について知っておきましょう。
なお、これらの注文方法は指値・逆指値を予約するのが基本となっています。
指値や逆指値についてまだ知らない方は、下記の記事をご覧ください。
IFD(イフダン)注文
IFD(イフダン)注文とは、新規注文と同時にその新規注文が成立したときに有効となる決済注文をセットで発注できる注文方法です。
たとえば、1米ドル=100円のときに新規で買い、105円になったら利益確定の売り注文(決済注文)が一緒に出せるのです。
また、1米ドル=100円のときに新規で買い、95円に下がったら損切り売りで決済する注文も可能。
決済は、利益確定の指値注文か損切りの逆指値注文のどちらかしか出せないので注意しましょう。
IFD注文については下記の記事で詳しく解説しています。
OCO(オーシーオー)注文
OCO(オーシーオー)注文とは、新規や決済をそれぞれ2つ発注できる注文方法です。
たとえば1米ドル=100円の買いポジションを持っている場合、105円に上がれば利益確定の指値売り注文、95円に下がれば損切りの逆指値売り注文を設定できます。
IFD注文と違い、利確と損切りをセットで注文できるわ。
また1米ドル=95円~105円のレンジ相場において上下のどちらかにブレイクしそうなとき、105円で逆指値買い・95円で逆指値売りといった2種類の新規注文を出すことも可能です。
OCO注文については、下記の記事で詳しく解説しています。
IFO注文 2つの使い方
IFOを構成する注文方法を学ぶことで、仕組みを理解しやすくなったかと思います。
では、具体的なIFO注文の使い方を見てみましょう。
買いから入る場合
現在1米ドル=105円だけれど、もし100円に下がったら買いたいと考えてOCO注文を発注。
そうすると、為替レートが100円まで下がれば次の3つの注文がいっぺんに有効となります。
- 100円で指値買い(新規)注文
- 新規が約定したら110円で指値売り(利益確定)注文
- または95円で逆指値売り(損切り)注文
相場が予想通りに動けば利益確定、予想と反対に動けば損切りで決済され、もう一方の注文はキャンセルされます。
売りから入る場合
現在1米ドル=95円だけれど、もし100円に上がったら売りたいと考えてOCO注文を発注。
そうすると、為替レートが100円まで上がれば次の3つの注文がいっぺんに有効となります。
- 100円で指値売り(新規)注文
- 新規が約定したら90円で指値買い(利益確定)注文
- または105円で逆指値買い(損切り)注文
発注すればエントリーから決済まで自動で行ってくれるので、仕事中や家事をしている間にもチャンスを逃したくない場合にとても便利ね。
IFO注文のデメリット
IFO注文は、為替レートが最初の発注レートに達しないと有効にならないデメリットがあります。
つまり、上記の「買いから入る場合」を例にすると、1米ドル=100円まで下がらなければ発注されないので、注意が必要です。
このように、IFO注文を使う際は、為替レートが最初の注文位置まで来るかどうかを見極める必要があります。
IFO注文を上手に使うコツ
IFO注文を上手く活用するには、相場の分析精度を上げましょう。
相場分析が甘いとIFO注文を出しても最初の新規注文が有効にならず、取引チャンスを逃してしまいます。
分析精度を上げるためには、自分の得意なテクニカル指標を見つける必要があります。
テクニカル指標には様々な種類があるため、自分に合っているものを見つけるのは大変です。
しかし様々なテクニカル指標を検証して勝率が高いものをピックアップできれば、IFO注文を上手く使いこなすことができます。
取引のシナリオを描けてこそ、IFO注文は効果を発揮するわ。
テクニカル分析については、下記の記事で詳しく解説しています。
IFO注文 発注までの流れ
GMOクリック証券の取引画面を参考に、IFO注文発注までの流れを見てみましょう。
- 注文タイプから「IFD-OCO」を選択
- [新規]売買を選択
- 取引数量を指定
- 執行条件を選択
- 注文レートを指定
- 有効期限を選択
- [決済]売買の取引数量を指定
- [決済]売買の執行条件を選択
- [決済]売買の注文レートを指定
- [決済]売買の有効期限を選択
- 「確認画面へ」をクリック(タップ)
ここまでで注文完了です。
また確認画面へ行く前に、「確認省略」にチェックを入れれば、画面移動無しで注文できます。
IFO注文取り消しまでの流れ
続いて、発注したIFO注文を取り消すまでの流れを見てみましょう。
「取消確定」ボタンを押せば、IFO注文の取り消しが完了します。
IFO注文が使いやすくて初心者におすすめのFX会社3選
スムーズに注文を行ったり誤発注を防ぐためにも、取引ツールの使いやすさは重要です。
また先述したように上手くIFO注文を活用するためには相場分析がポイントとなるため、分析機能が優れていることも大切。
そこでこの項目では、取引ツールが使いやすく分析機能が優れているFX会社を3社紹介します。
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複雑な注文はデモトレードで試そう!
IFO注文を練習したいときは、デモトレードを行うのがオススメです。
デモトレードでしっかり練習しておけば、本番の取引でもスムーズに注文が行え、誤操作によるミスも防げます。
またIFO注文と一緒にIFD注文、OCO注文も練習すれば、よりその仕組みを理解しやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。
デモトレードについては、下記の記事で詳しく解説しています。
FX会社の注文機能 比較表
IFO注文 まとめ
IFDとOCOを組み合わせたIFO注文は、エントリー・利益確定・損切りをいっぺんに設定できる注文方法です。
この記事で紹介した「IFO注文の使い方」を覚えれば、チャートに張り付いている時間がないときでもチャンスを逃さずに取引できるようになります。
最後に今回の内容をおさらいしましょう。
- IFO注文は新規、利確、損切りをセットで発注できる
- 為替レートが最初の発注レートに達しないと有効にならないので注意
- 相場分析をして取引のシナリオを描くことで効果を発揮する
設定すれば自動的に取引が行えるため、IFO注文はとても便利です。
しかし値動きをしっかり読むことができなければ上手く使いこなせないので、相場分析ができるようになってから注文を使いましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
IFO注文 Q&A
- IFO注文ってなに?
-
IFO(アイエフオー)注文は、IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規・利益確定・損切りの3つをいっぺんに設定できるためとても便利です。
- どういう風に使うの?
-
たとえば、現在1米ドル=105円だけれど、もし100円に下がったら買いたいと考え、決済まで想定できたとします。
そこでIFO注文を出せば、下記のように新規注文、決済注文(利確・損切り)をまとめて行うことができます。
・100円で指値買い(新規)注文
・新規が約定したら110円で指値売り(利益確定)注文
・または95円で逆指値売り(損切り)注文【詳しくは、記事内の「IFO注文 2つの使い方」で解説しています。】
- デメリットやコツはある?
-
為替レートが最初の発注レートに達しないと有効にならないのがIFO注文のデメリットです。
このデメリットをカバーするためには、相場の分析精度を上げて取引のシナリオを描けるようになる必要があります。
【詳しくは、記事内の「IFO注文のデメリット」「IFO注文を上手に使うコツ」で解説しています。】