【FXスワップポイント計算機】もうスワップ付与日数の計算で迷わない！

この記事を読むと、上記の疑問や悩みを解決できます。

お得にスワップポイントを獲得できるコツや、損しないための注意点も記事後半に書いています。

ぜひ、読み進めてみてください。

スワップポイントとは？

スワップポイントとは、2国間の政策金利の差額を指し、FXでポジションを持ち越した時に、ポジション保有量によって受け取りまたは支払いが行われるものです。

なおスワップポイントは、低金利通貨で高金利通貨を買うポジションを取れば毎日もらえます。

例えば、米ドル円でスワップポイントを稼ぐなら、日本円よりも米ドルの方が金利が高いので、米ドル円の買いポジションを取りましょう。

次は、スワップポイントについてさらに理解を深めるための基礎知識を解説します。

スワップポイントの計算に必要な3つの基礎知識

スワップポイントの計算には、次の3つが必要です。

知っている方は読み飛ばしていただき、知識に不安がある方は、それぞれの内容について以下で確認してください。

基礎知識①為替レート

為替レートとは、FXで取引される2国間の通貨の換算比率を示したものです。

米ドル円の場合、1米ドル円＝100円と表現され、1米ドル取引するのに日本円が100円必要なことを意味します。

基礎知識②保有通貨量

「保有通貨量」とは、自分が実際に持っている買いポジションまたは売りポジションの量です。

具体的には、米ドル円を5,000通貨持っている＝「5,000ドル保有」を表します。

同じく、ポンド円なら5,000通貨分のポジションを持つ＝「5,000ポンド保有」を表します。

基礎知識③政策金利

「政策金利」とは、各国の中央銀行が決めている金利です。

例えば2019年10月時点の代表的な国の政策金利は、日本が-0.10％、アメリカが2.20％、南アフリカが6.50％です。

スワップポイントの計算方法

スワップポイントの計算式は次のとおりです。

スワップポイントの計算例2つ

計算例①米ドル円

次のような場合、米ドル円の年間スワップポイントはいくらでしょうか。

100円×10,000ドル×2.20%＝22,000円

ちなみにレバレッジを5倍とすると、10,000ドル（100万円）保有するために必要な証拠金は20万円なので、1年間の利回りは

22,000円÷20万円×100＝11%

計算例②南アフリカランド円

次のような場合、南アフリカランドの年間スワップポイントはいくらでしょうか。

7.2円×10万南アフリカランド×6.50%＝46,800円

なおレバレッジを5倍とすると、10万南アフリカランド（72万円）買うための必要証拠金は144,000円なので、1年間の利回りは

46,800円÷144,000万円×100＝32.5%

実際はもう少し簡単に計算できる

1日あたりのスワップポイント＝取引ロット数×FX口座が公示するスワップポイントで算出できます。

スワップポイントを計算するときの注意点

受取金額がずれる？スワップポイントの付与タイミング

スワップポイントは毎日付与されますが、実際にFX口座へ反映されるまでにタイムラグが発生します。

それは、FX会社がインターバンク市場の慣習に沿って処理を行うからです。

スワップポイントはポジションを保有していた日数分発生するといいましたが、正確には日をまたいだ分だけ発生します。

もっと詳しく説明すると、受け渡し日が繰り越された分だけ発生します。

GMO外貨の例を用いて説明しましょう。

スワップポイント付与のタイミング

GMO外貨では、月曜から火曜にかけて保有した1日分のスワップポイントは、火曜の朝に付与されます。

本来、月曜から火曜にかけて発生したスワップの付与は、実際には2営業日が必要なので木曜に行われます。

しかしGMO外貨では、本来の付与タイミングより早い段階で付与を行うため、土日をまたぐタイミングでズレが生じます。

基本的には毎日1日分が付与されますが、土日は別日にまとめて付与されます。

その理由を解説しましょう。

スワップポイント付与のタイミング（土日をはさむ場合）

水曜から木曜にかけてポジションを保有すると、木曜の朝に3日分が付与されます。

これは、実際のインターバンク市場での処理が金曜から月曜にかけて行われる取引なので、自動的に土日分が発生してしまうからです。

つまり、水曜から木曜にかけて1日ポジションを保有するだけで土日を含む3日間のスワップポイントを受け取ることができるのです。

※FX口座によって木曜以外に土日を付与する場合もあります。

スワップポイントは毎日変動する

スワップポイントは、毎日少しづつですが金額が変わります。

理由は、スワップポイントの計算式を見ればわかるはずです。

つまり、金利差は変わっていなくとも為替レートが大きく変動すると、スワップ金額も変動してしまうのです。

買いスワップと売りスワップの金額は違う

スワップポイントは買いポジションと売りポジションで金額が変わります。

こちらの表は、GMO外貨の12月のスワップカレンダーです。

高金利通貨の買いポジションを持てば、受け取りスワップが発生します。

一方で、高金利通貨の売りポジションを持てば、支払いスワップが発生します。

同じ通貨ペアでも、売りポジションの方がスワップ額が高い設定になっているFX会社が多いので注意しましょう。

スワップポイント運用におすすめのFX口座

最後に、スワップ狙いの取引に最適なおすすめのFX会社を3社紹介します。

初心者でもできる！スワップポイントの計算方法　まとめ

上記で紹介した「初心者でもできるスワップポイントの計算方法」を実践すると、今後はスワップポイントが計算できないと悩まずにすみ、スワップ投資でどのくらい稼げるのか計算できるようになります。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

「スワップポイントがどうしても自力では計算できない」という方でも、スワップ計算ツールがあるので安心してくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました！

スワップポイントの計算によくあるQ&A

スワップポイントはどうやって計算する？

1年間のスワップポイント＝為替レート×保有通貨数×金利差

または、取引ロット数×FX口座が公示するスワップポイントで算出することができます。

自動計算ツールはこちら。

水曜日だけスワップポイントが多いのはなぜですか？

土日分が繰り越されて付与されるからです。

付与日数の数え方は少し複雑で、水曜から木曜に保有したポジションのスワップ処理がインターバンク市場では金曜から月曜にかけて行われるため土日分が含まれて付与されるのです。

FX口座によって、土日分のスワップポイントを付与するタイミングは違いますが、ほとんどが水曜分（木曜朝付与）に含まれます。

スワップポイントは買いと売りで違うので注意！

同じ通貨ペアでも、買いポジションで発生する金額と売りポジションで発生する金額が違います。

ほとんどのFX会社が売りスワップが高く設定されています。

トレードを頻繁にするなら、売りスワップと買いスワップの差が小さいLIGHT FXがオススメです。